本ページでは、エレクスが実践する不良発生後の対応力について、 「なぜ再発しないのか」「どうやって品質を守っているのか」 その具体的なプロセスをご紹介します。

01Cause Analysis & Improvements

データに基づく根本原因の追及と対策実行 原因分析と改善策の徹底

当不良が発生した場合、まずは製造現場のあらゆるデータを収集・可視化し、発生状況を多角的に分析します。 「なぜなぜ分析(5Why)」を用いて根本原因を追求し、再発を防ぐための具体的な改善策を立案・実施します。

  • 製造工程や使用部材の確認
  • 作業記録・検査データの収集
  • なぜを5回繰り返し、真因を特定
  • 対策内容を現場に落とし込み、改善

02Preventive Measures through Standardization

組織全体で再発を防ぐための仕組みづくり 標準化と再発防止対策

特定の不良が再び発生しないよう、改善内容は作業標準書やチェックシートへ反映し、社内全体で共有します。 また、同様のリスクを持つ他製品・他工程にも水平展開を行い、組織的な再発防止に努めています。

  • 標準作業書の更新・周知
  • 品質会議による全社的な情報共有
  • 他ライン・他案件への応用展開

03Continuous Quality Improvement

PDCAによる品質維持と向上の仕組み 継続的な品質改善活動

品質管理は一度きりの対応ではなく、日々改善を重ねることが重要です。 エレクスでは、定期的に品質レビューを実施し、KPI(品質指標)をもとに課題を抽出。 継続的なPDCAサイクルで品質向上を図っています。

  • 品質レビュー会(月次・年次)
  • 不良率・再発率などのモニタリング
  • 改善事例のナレッジ化と社内共有

04Employee Training & Certification System

現場力を支える人材育成とスキル認定 社員教育と作業資格制度

品質は「人」によって守られるものです。 エレクスでは、作業資格認定制度を導入し、製造現場での作業者全員が年1回の更新研修を受講。 スキルと意識の両面から、品質を支える人材育成を行っています。

  • 作業者ごとのスキル認定
  • 年次更新による意識の継続強化
  • 品質に関する教育プログラムの実施

「不良が発生しても、安心して任せられる」製造パートナーへ

お客様の信頼に応える、現場主導の品質管理体制
エレクスは、不良品を単に修正するだけでなく、その背景を見つめ、未来の品質を守ることを大切にしています。 万が一のときにも信頼いただけるよう、これからも真摯に品質と向き合い続けます。

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