電化製品についている「PSEマーク」って何？
okamurayよくいただくご質問で、
「PSE取得製品の製造実績はありますか？」
「認証の代行をやっていますか？」
「こういう装置を作りたいけど、PSEが必要ですか？」などなど、お問い合わせをいただきます。
そこで今回は、「PSEマーク」についてご説明したいと思います。
PSE認証マークとは？
PSEマークは、Product Safety Electrical Appliance & Material（製品安全電気機器・材料）の略です。
日本の電気用品安全法に基づき、電気製品や材料の安全性を確認するための認証マークです。このマークは、一般に家庭用電化製品や産業用電気機器などの製品に付与され、その製品が法律で定められた安全基準を満たしていることを示します。
PSE認証は、安全性の確保や事故防止のために、日本国内で販売される電気製品に対して義務付けられています。PSE認証を受けるには、製品が国の基準に合致していることを確認する検査や試験が必要です。検査は通常、第三者の認定機関によって行われ、合格した製品にはPSE認証マークが取得されます。
このマークは、製品が一定の品質基準を満たしていることを示し、消費者が安心して使用できることを保証する重要なシンボルとなっています。消費者が電気製品を選ぶ際には、PSE認証マークの確認が安全性を確認する手段の一つとなります。
PSE認証マークの種類
- 家庭用電気製品:
- 家庭用電気製品は、一般の消費者が利用する製品であり、これには冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビなどが含まれます。これらの製品にはPSE認証マークが表示され、安全性が確認されていることが示されます。
- 産業用電気機器:
- 産業用電気機器は、事業用途や工業用途で使用される製品であり、例として工場の機械や産業用ロボットが挙げられます。これらの製品もPSE認証を受け、安全性が確認されていることが示されます。
- その他の対象製品:
- これには、電気材料や電気機器部品など、製品の種類によって異なる製品が含まれます。これらの製品もPSE認証の対象となり、安全性が確認されたものにマークが表示されます。
これらのカテゴリーは一般的なものであり、PSE認証の範囲は広く様々な電気製品に適用されます。製品ごとに異なる安全基準があるため、各製品はそれぞれの基準に合致してPSE認証を受ける必要があります。消費者が安全な製品を選ぶためには、PSE認証マークの確認が役立ちます。
エレクスでの実例
理科の実験装置
PSEが必要なのかわからないが見積がしたいというご依頼
PSEは区分、品目ごとに対象となる定格消費電力の範囲が決められているので開発品がその対象になるか調べる必要があります。
その調査は5,000円くらいでできるのでまず、そこから確認をします。PSEが必要であれば検査機関に依頼して開発品のサンプルを送り検査してもらいます。
1件につき1,000,000円くらいかかります。
その後5～7年ごとの更新が必要になります。この理科の学習電源装置についてはPSE必要範囲の製品でしたので検査をする必要があり、検査機関の調査、見積をしました。
ドラッグストア等で使用する化粧品の棚で使う専用アダプタ
設計・製造・取得までのご依頼
カスタム電源を棚の形に合うように製造。
PSE必要だったので提案し、認証を取得しました。
まとめ
PSEマークとはどのようなものか、ご紹介しました。
エレクスではPSE認証について取得やご相談を行っていますので、お気軽にご連絡ください。